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ニコピン先生 葛原しげる



葛原しげる(1886〜1961)は、広島県安那郡八尋村(現在の広島県福山市神辺町八尋)に生まれ、盲目の琴の名手、葛原勾当の孫に当たります。

講師として教壇に立ち、一貫して教育活動にあたり、地元の人たちからは、「ニコピン先生」と呼ばれ親しまれていました。これは、子供はいつもニコニコピンピンと願い、自らもそうありたいと願っていたからだという。

教育者であるかたわら、童謡詩人としても知られ、作詞した童謡は、4000篇とも言われ、そのうちの代表作の一つ「夕日」は、葛原しげるの生家(葛原勾当旧宅)前に、童謡歌碑としてたたえられています。また、他の代表作に「とんび」「白兎」等があります。また、全国約400校の校歌の作詞も手がけていることも広く知られています。

葛原しげるの命日である12月7日になると生家(葛原勾当旧宅)の前にて、「ニコピン忌」がおこなわれ元気な子供たちの童謡の合唱で音楽の歴史に名を刻んだ葛原しげるの功績をたたえています。

昭和45年(1970年)には、旧神辺町名誉町民となり、現在は福山市名誉市民となっています。


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